エッセイ 1094: 社会の歪(いびつ)化・対策


最近の新聞情報では、少子高齢化、人口減少、学校・学級の閉鎖等、様々な
社会の歪化現象が報道されている。

地方の市町村での人口減少による少子化により廃校や学級閉鎖が見られるようになった。そして大学でも定員不足による学部の縮小対策などが具体化され始めている。地方の地域によっては中学校、高校の存続さえ危ぶまれている。

これ等の現象には様々な原因があろうが、基本的には人類の生存過程事態が、この数世紀に亘って人間によって、破壊されてきたことが、その根本原因ではないかと思われる。

本来、人類は地球上の生物として生存してきたが、その種族を継続的に生存させるために、他の生物と同じように周囲にある植物、虫類、小動物などを食料として、子孫を増やしてきたのである。
その間、周囲の生物環境が一定に保持されていれば問題ないが、人類がその生存の為に、周囲の自然環境を破壊してきたことを、この際注視せねばならないのではないか。

具体的には、住宅、ビル群を建てるために自然環境を破壊して、地球上の至る所に大都市や市町村を建設してきたのである。

この結果、地球上の自然の環境が崩れて、周囲の動植物生存のバランスが、今や大きく崩れようとしているのであろう。
その最たる現象が地球温暖化である、と断定して間違いなかろう。

一酸化炭素、二酸化炭素の排出問題はその一現象であり、これ等の現象を、人類生存の基本的なテーマとして、国際的に専門家が集結して、今後の対策を協議する協議会をこの際作るべき時期が、到来したと断定すべきと思われる。

そして、地球各地に於ける地域開発を始め、都市の建設、自然環境に変化を与える各国・都市の計画を、根本的に検討、審査する委員会を国連活動の一部として、今や創設すべき時期である、と提言致したい。

前週の提言と一部重複してしまうが、如何であろうか!


(令和5年6月22日)