風光明媚な景勝地の風景を描きたがる人が多い中で、小西さんは独自の視点からモチーフを選んでいます。この作品でもトタン屋根が光っています。
景勝地の風景画は幾ら綺麗に描いてもそれでお終い。それ以上にはなりません。
絵画で最も大事なものは、この様な独創性で、それが値打ちだと思います。
      小西紘八さん 農具小屋(F6号)