趣味悠々 1000:コロナの弊害


コロナ感染拡大が、中々収まりません。収まるどころか感染者数が未だ、増え続けていますね!
政府は、緊急事態宣言を繰り返したり、蔓延防止策を行う他に、未だに効果的な対策案を実行するに至っていません。
その間、東京オリンピックを強行しましたが、繁華街の飲食店には休業を要請し、一般の店にも、酒の供給、営業時間の短縮等を要請し続けています。

その結果、飲食業等は廃業や閉店を含めて、最悪の事態を引き起こして居るのは、何回も報道されていますので、周知の通りです。

これに加えて、大きな被害を受けているのは、演奏会などを主業としている音楽家達(芝居関係者も同じ)ではないでしょうか。
定例のコンサート等は、昨年の始めから開催が中止されたまま、一向に再開の目途が立っていません。
その為、例えばオーケストラのメンバー・演奏家たちは、演奏という仕事を行う機会が全く奪われてしまっているのです。

菅政権、各閣僚達は、このことに全く触れず、演奏者たちが休業を強制されて失った演奏会を行う生活は勿論のこと、それに依る収入をも失っているのです。収入を補填して貰う具体策は、政府は何らかの施策を示すべきではないでしょうか。
(オリンピック閉会式を無観客で行った国立競技場の建設費は1500億円だったとか。この後何の協議に使用するかは、未定だそうです)

この際、文科省等は音楽家たちの嘆きの声をつぶさに報道し、オンラインの演奏会を放送して視聴者の寄付金を含めてでも、音楽社会を維持する方法を考えては如何でしょうか。

私も個人的には、ワイフ共々、西宮芸術文化センター(音楽監督:佐渡裕)のクラシック音楽定期演奏会の会員ですが、コロナ感染以来もう2年間も定期演奏会は行われていません。
コロナ感染が収まれば、また再開されると思われます。然しながら、このように休止後2歳も高齢化した現在、再度定期会員を継続することは難しくなってしまって居ります。

コロナ終息後と雖も、簡単に元の生活・慣習に戻ることには、可なりの困難を伴うことは否定出来ません。
果たして如何なるのでしょうか。予測出来ませんね!!


(令和3年8月12日)