趣味悠々 1004:株式相場


ご承知の通り、菅総理の退任表明以降、日本の株式相場は急激に値上がりに転じています。
連日のように、最高値で推移しています。一昨日はバブル時代の高値を32年振りに更新して、今や3万円台に定着して投資家の関心を攫っています。

今の日銀黒田総裁が就任して長いですが、その間低金利政策を維持し、更に超低金利政策を打ち出して、日本経済に活気を与えようと苦労を重ねて来ました。
そして、物価を年率2%挙げることが目標であると明言して来たにも拘らず、その後も物価は寧ろ下がり気味になっていました。

其処へ到来したのがコロナ問題でした。コロナ禍は世界的な広がりの基に、世界各地で繁華街のロックダウン等、商店の閉鎖を強要する政策が採られて来たのです。
日本政府も、コロナ禍による被害を避け、国民生命の安全維持が最優先の課題となって仕舞った為に、景気対策は、当面二の次になっていました。

将にその時点での菅総理の辞任表明が行われ、それが株式相場の高騰を引き起こして、結果としてに景気対策になったのは、経済学の論文にも見られない、珍しい現象になって仕舞ったのには驚いています。

私も、少しではありますが、数社くらいの株式を所持しており、殆ど売買はしていませんが、毎日の株価に関しては興味を持っております。
このように、急激に株価が上がりますと、合計額を毎日計算して、捕らぬタヌキの皮算用をしています。
そして、超低金利政策の煽りで銀行預金金利がゼロに近いので、有力会社の配当金が魅力的に映るのです。

これが何時まで続くかは判りませんが、これまで割安と言われてきた日本株に、外国投資家が目を付けている間は、ダウ平均が3万円台を続ける可能性は高い様な気がしております。

これを、次の内閣が如何なる経済政策を打ち出すか、興味のあるところです。
役所、会社、教育現場等におけるIT技術の普及に全力を投入して行かないと、世界に置いて行かれてしまいます。
新内閣に期待致したいところです。


(令和3年9月16日)