趣味悠々 1007:大谷翔平君


大谷君が、10月3日の最終試合で見事に46号のホームランを打って今シーズンを終えました。
大谷翔平君は昨シーズンの怪我の後、エンジェルスのマドン監督は、大谷君の怪我からの回復後、彼が練習に取り組む姿勢に感心しつつ、それを素直に見て、彼のピッチング以外才能の凄さに気付いたようです。

彼は主に投手として球速の速さを買われてエンジェルスに入団していたので、彼のピッチング振りは、アチコチでそれなりに評価されていました。怪我から復帰した大谷君を投手としてはそれなりに期待したと思われます。
然しながら、彼が練習で行うフリーバッティングを見て、驚いたのはマドン監督ばかりでなく、チームメイトの選手たち全員であったようです。
先ずは、スイングの鋭さから出る打球音が他人と全く違うのです。そしてスタンドを超え場外に出て行く飛距離の凄さです。

これを見て、マドン監督は彼を二刀流で使わぬ手はない、と決心したようです。
彼が日本ハムに入団した時に、彼の打撃の非凡さをその当時正しく評価したのは、栗山監督でした。日本の評論家たちは、彼が既に160キロの速球を投げるので、これだけで、彼は投手として超一流の才能の持ち主だったのです。
栗山監督は、凄い打球音と飛距離でかっ飛ばす彼の打者としての素質もまた今までに見たことがない程、超一流だ、という事を確信しました。

そして彼合が望む通りに、メジャー・リーグでプレイする為の道筋を許容してくれたのは、大谷君にとって極めて幸運でした。

そして、メージャーに行ってからも、マドン監督が彼の打者としての才能に惚れてくれたのもまた、幸運のような気がします。そして、実際の試合で強烈なホームランを連発して、たちまち多くのファンを唸らせました。

その上で、試合を重ねる毎に彼は走者としても一流であることを見せてくれました。

更に付け加える事が幾つかあります;
先ずは、投げる、打つ、走る姿が非常に格好が良いこと。そして人柄が素晴らしいので、皆に好かれること。そして、金銭に執着しない事等が挙げられます。
今年のオール・スターのホームラン競争に出場した際、その時の賞金15000ドルを、チームの世話役やグランド・ボーイ達に寄贈した事も、彼の名を高めたのです。

彼は、こんな素晴らしい選手なので、日本中の野球ファンは勿論、その格好の良さに
若い女性たちが痺れているようです。

来年も楽しみですね!!


(令和3年10月7日)