趣味悠々 1010:趣味の活用


元気に遊ぶ小学生、中学生等を見ていると、遊びながらも色々な経験を通じて、知識ばかりでなく、人の心、考え方、付き合い方等を覚えて行くようです。そして、毎日が充実している感じです。

これに対照的なのが高齢者で、毎日少しずつこれまで蓄えてきた知識、智恵、社会の仕組み等を忘れて行くことになっています。記憶力が低下して行くのが、自分でも自覚出来ます。

具体的には、他人の名前、地域や地名などの固有名詞が思い出せないことが、増えて来ます。過去の歴史は勿論、音楽などで言えば、楽しんで来た名曲のタイトル、作曲家名、演奏家の名前などが出て来ないことが間々あります。
それが、その会話が終わった時に突然、思い出したりもしています

また、使い慣れた装置や機器の使い方の一部が判らなくなったりもします。

そして近年発達して来た新しい技術での装置は、使いこなすことが難しいですね。
スマホ等は、小中学生などは、組み込まれているソフトを存分に使いこなしているのを見ると、時代の流れを感じてしまいます。
スマホは今や辞書や百科事典の代わりにもなり、更に遊びの道具としても欠かせない事になりましたね!

高齢者は、コロナ禍で時間が空いても、することに事欠いて、ボヤっとしています。
何か目先のテーマを自分で決めて、それに挑戦して行く気持ちが大切のように思います。
その際に、役に立つのが趣味の分野です。己自身で音楽、絵画にチャレンジするのもよし、鑑賞するだけでも何かが得られます。パソコンを活用すれば、色々なことが出来ます。その分野は計り知れません。

これからの少子高齢化の時代に、高齢者は他人様に迷惑が掛からぬように生きて行くことを意識できれば、良いな、と思っております。


(令和3年10月28日)