趣味悠々 1015:スポーツの秋


スポーツの秋です。毎年春から色々なスポーツが行われて、その最終決戦がこの時期に行われるので、スポーツ・ファンは贔屓のチームを応援しながら、最後の結果を見るまで盛り上がって行きます。これがスポーツの面白いところですね!

そして先週この欄に書きましたヤクルトとオリックスによる日本シリーズが第6戦にまで縺れ込んで、神戸での決戦が延長12回に、ヤクルトが決勝点を挙げて見事にチャンピオンになりました。ヤクルトの日本一は20年振りだそうですね。
そして驚いたことには、セのチームがチャンピオンになったのが9年振りだそうじゃないですか!

オリックスもヤクルトも昨年は最下位だった由。ヤクルトは、何時も巨人や阪神にやられていたのが、奮起しての優勝ですから、文句ありません。ファンは溜まらないでしょうね。
特に高津監督の評判は抜群です。投手陣が立派でした。先発投手の起用の間隔を通常より伸ばして、6日、7日以上も登板間隔をあけたとのこと。そして沢山の投手を先発に起用して、成功したようです。
打線も、頑張りました。

6試合の中、5試合が1点差で、残りの1試合も2点差。然も最後の第6戦は延12回の大接戦だったのです。
シリーズを勝ち取った後のインタビューで、高津監督は、「相手のオリックスは強くて良いチームでした」とのコメント。これは実感が籠っていて、清々しく、例年にない爽やかな心地よいシリーズでした。

敗れたオリックスも投手陣は素晴らしく、毎試合とも簡単には点を与えず、終盤まで接戦を続けたので、観衆は最後まで盛り上がっていました。

野球以外では、大相撲も立派でした。白鵬が引退して新横綱の照ノ富士が一人横綱で2場所目でした。相撲協会の幹部は、果たしてこの新横綱がこの緊張感を持ち応えられるか、心配だったに違いありません。場所が始まるとこの横綱が連日勝ち続けて、そのままそれを見事な全勝で優勝したのですから、最高の結果になりました。

こうなると,観衆も毎日の土俵入りを見る眼が違ってきます。
次は、照ノ富士に迫れる次の横綱の誕生が待たれます。

スポーツの秋でした。


(令和3年12月2日)