趣味悠々 1017:文芸春秋・新年特別号


私は、結構読書をするタイプのようです。通常は新書や文庫が多いのですが、年間50~60冊程度を読んでおります。最近は読んだ本の名前や著者を忘れることも間々ありますので、読み終えた本はPCに記録しております。
今年は、コロナ禍もあって、会合や友人達との付き合いも減ったこと。それに学生時代の友人が歴史小説等、大量の書物を贈与してくれまして、それ等を次々に読んだこともありまして、現在までに116冊を読み終えました。

以下にあげる文芸春秋が117冊目になっています。月刊雑誌文芸春秋は、私は学生時代から、毎月欠かさず読んでおりまして、大袈裟に言えば、これを読むのは私の生活の一部でもあります。
現役時代に欧米などに出張した際にも、ニューヨークやデュッセルドルフなどでは、現地で日本雑誌を売っている店を、現地の商社マンなどに聞きまして、買い求めて読んでおりました。

今回、12月10日に発売された文芸春秋の新年特別号は、1992年に菊池寛等がこの雑誌を発刊して、丁度100年になるそうで、100年記念の特別号とのことです。

100年を記念して、日本にてこの100年間に種々の分野で実質的に指導、活躍した人「100年の100人」としての特集があります。例を挙げますと、夏目漱石、菊池寛を始めとして、吉田茂(麻生太郎)、岸信介(安倍晋三)、黒澤明(加山雄三)美空ひばり(岸本加世子)、長嶋茂雄(松井秀喜)、石原裕次郎(石原良純)、など、100年間の超有名人に関する記事が満載されています。括弧内に記した人は、今回その人物について書いている著者です。
即ち、吉田茂、岸信介に就いては、麻生太郎、安倍晋三氏が書いているので、これまで、知られていないエピソードが興味を惹きます。

この他、「天皇と日本人」とのテーマで、現代の皇室に関する論文も8つも掲載されています。

私は、現時点で未だその4分の1も読んでいないのですが、興味ある記事をこれから順次読んで行きたいと思っております。
そして上記の特集以外にも、通常掲載している随筆集や多方面の記事も満載されています。
その為、今回の新年特別号は、通常よりもページ数が遥かに多く、全体で600ページもあり、分厚いのです。価格:1100円というのも割安と言えるでしょう。

文春の編集だよりによれば、こんかいの100周年記念特別号は第1弾で、この記念号は再来年2月号まで14回も続くとのことです。暫くは、このぶんしゅんの意気に付き合うことになるでしょう。

何れにせよ、時間のがあってこのような雑誌に興味のある人は読んでみては如何でしょうか?
お勧め致します。


(令和3年12月16日)