趣味悠々 1033: 録画・再生技術の変遷


時代と共に、電気製品が進歩して改良されて行きます。それに伴って、製品の操作方法が変わってくるのは止むを得ません。ご承知の人も多いでしょうが、もう20年以上も前でしょうか、テレビからの録画方式がアナログからデジタル方式に変わりました。その結果、録画するディスクは DVD からブルー・レイ方式に変わったのです。
従って、私がオペラなどを録画したディスクは、録画の時期によって双方が入り混じって居ります。
一方でその数年前からテレビ受像機の配線は、アナログとデジタル方式の両方がセットされていました。家庭のテレビはこの方式になっています。

その結果、大変困る事が幾つか出来ました。

その1は、この2種類のディスクの外見が全く同じで、ディスクの端に極細の字でBRなどと書かれているもの、書いて無いものが混じっています。空のディスクを買う時、保管している時にDVDなのか,BRか、見分けが付き難いのです。従って録画をし終わった時には、必ずケースにBRなどと書き込んでいます。

その2としては、ダビングの場合です。録画したディスクをPCでダビングするソフトがDVD用だけだったのを、BRもダビング出来る最新版のソフトを新たにインストールせねばなりませんでした。それで何とかダビング出来るようにはなりました。

その3: 当初DVD用のプレイヤーを買って再生していたのですが、デジタル化した為にBR用プレイヤーを買い足す羽目になりました。但し、これは双方に使えますので、便利ではあります。外部で使うときはこれを持ち歩いています。

その4:オペラ会を行う神戸市の施設では、設置されているテレビのタイプは可なり古いので、未だにDVDしか再生出来ません。これではBRを再生出来ないのです。
その為にBRプレイヤーにBRディスクを入れて、そのデジタル画面、音声をアナログに変えるコンバーターを持参して、それを接続してアナログの状態に転移してテレビに繋ぐのです。結構厄介なのです。

その5:そんな事情をその施設事務員に話して、もうそろそろテレビを現代版に買い替えるよう依頼しました処、支配人に話てくれとのこと。その支配人には、上記の事情を説明しましたが、技術に疎いらしくて理解して貰えませんでした。そして予算がない、との一点張りでした。
我々民家でも、テレビ等は見えている中に、新型が出たからと言って買い替えることまありません。仕方ないですかね!

このような事情なのですが、コロナなどで暫くオペラ鑑賞会を休んでいて、今月からこの施設で演目の再生を復活する予定です。本番用の他に予備のディスクやコンバーターも持参したりするので、高齢化の為に私の頭の中でも時折操作技術方式などが混乱したりします。

時代が進んで、技術が進歩する一方で、これを取扱う者が高齢化する、深刻な問題が来ているようなのです。

オペラ会などの聴視者は、このようなことを説明しません。此処で愚痴を並べまして失礼しました。


(令和4年4月7日)