趣味悠々 875:機器の進歩、能力の衰退


最近は歳を取るにつれて、日常生活で使っていた己の能力が様々な点で落ちて来ていることを感じています。
特に、使い慣れた筈の器具や機械の操作などで、戸惑うことが間々あります。
例えば、若い頃からいじっていた音響機器の配線などは、昔は単純にこなしていました。当時に比べると近年は、DVDやブルーレイ・ディスクのプレイヤー、録画機などが増えています。テレビを含めて、これらを一つのアンプに繋いでいるのですが、通常は良いとしても、どこかにトラブルが発生すると、さあ、分からなくなったりします。

現在は、ディスク類の再生の際に音量が上手く上がらないのですが、この補正がままならないのです。危機の後ろ側の配線が複雑を極めておりますので、見ただけでウンザリです。

それでも、オペラの鑑賞会などは外部で行う際には、DVD以外に最近のブルーレイディスクなどを確実に再生することが必要です。
とこが、神戸市管轄の「しあわせの村」の各館ビルのテレビ装置はどれも古くて、アナログ方式しかありません。この装置でブルーレイ・ディスクのデジタル音源をアナログで放映する為には、幾つかの補器で補う必要があります。
そのことは、十分承知していながら、デジタルーアナログ・コンバーターなどの必要な補器、コード、リモコンなどを持ち込むのを予定していますが、時折このどれかを時々忘れて行ったりします。

もう時代が変わったのですから、神戸市にメイン・ビルだけでもテレビの受像機をデジタル方式に取り換えて貰えないかと、ネゴもしましたが、未だに進展していません。

個人的には、この他パソコンを交換したりしますと、新方式に慣れるまでに結構時間が掛かります。以前に覚えた操作方式が今では役に立たないことが多いですね。
スマホなどは、メール以外の機能はほとんど使っておりません。これなどは孫たちの方がはるかに先を行っています。

新年を迎えまして、この1年もまた年号が変わったりもしますので、我々高齢者の日常生活はさらに難しくなりそうです。
それでも、行けるところまでは自力で進んで行きたいものです。

本年も宜しくお願い致します。


(平成31年1月10日)