趣味悠々 878手持ちの書物


近所にワイフの友人で、音楽学校卒のがいます。
数年前、その方に私が所持している音楽がらみの本の話が出て、佐渡裕の指揮者がらみの本2冊、、小澤征爾・村上春樹の対談集など数冊をお貸ししました。
非常に感謝されましたので、その後、話が歴史物に移り塩野七生さんの著作、「ローマ人の物語・全15巻」、「ギリシャ人の物語3巻」を順次お貸しして読んでもらいました。

これらの書物を喜んで読んで戴きますと、次々にお貸ししたくなるから不思議ですね。「ローマ亡き後の地中海世界」上下2冊を読んで貰っていますが、次には「皇帝フリードリッヒ2世の生涯」2巻、「十字軍物語3巻・絵画集」などお貸しするを予定しています。

外国の歴史絡みの本ばかりでしたが、興味が出てきたとのことなので、その後には
「興亡の世界史」をお貸しするつもりです。これは21巻もあり、最近文庫版も出たので、また世間の話題にはなるでしょう。

こうしてみると、私自身も以前に読んだ筈の本の内容を殆ど忘れてしまっていることが多いのに気付きました。これを機会に、私自身も、手持ちのCD同様に、書籍も再度読みなおしてみようかと、考えたりしている次第です。

暇な折にテレビを見ても、殆ど見たい番組がないので、相変わらず気楽に読める文庫本の時代小説などを買ってきて、順次読んでいますが、これは暇つぶしそのもので、何の意味もありません。それなら寧ろ、手持ちの本を再読した方が良いでしょう。
そして、人の名前が出てこなくなったので、「人の名前が出なくなった時に読む本」という本は、出版と同時に買って読みました。がこの問題が解決した訳ではありません。
最近、街の本屋さんは売り上げが可なり下がってきているらしいので、私のように毎月何か本を買っている読者がいれば、多少はお役に立つのかもしれません。

また、本好きの友人もいまして、彼とは年に1度くらいお互いに買って読んだ本を交換したりして、付き合いが続いています。こんな友人も貴重な存在です。


(平成31年1月31日)