趣味悠々 911ラグビー


ラグビーの世界大会が日本で開かれていますが、昔を知っている高齢者としては、隔世の感があります。

私の学生時代は東京に住んでいましたので、神宮での六大学野球を除いては、秩父宮ラグビー場でのラグビーの試合を時たま見たりしていました。
当時は早慶明が3強で、これの試合が魅力的でした。関西では同志社大学が強かった記憶があります。
私が所属していた神宮のテニスクラブで、遊んでいて、気が向くとパ-トナー達と秩父宮に出掛けて行きました。

色々なスポーツの中で、ラグビーほど見ていて力が入るものはありませんね!
スクラムを組んで、贔屓のフォワードが押していると知らず知らずのうちに自分も渾身の力を入れて見ています。
スクラムに押し勝って、ボールを得てパスが繋がって、ウイングが相手を抜いて行くと身体が起き上がってしまいます。トライは最高な感じです!

試合が終わって、敵味方無しのノーサイドというのも素晴らしいです。仮令、チームが負けてもスカッとしました。そして相手を敬うのだ、と教えられたものです。

ですが、その後、後年になってオーストラリアやニュージーランドなどのチームが来日して彼等の肉体の凄さを見まして、これでは日本人が幾ら頑張っても、とても彼等に敵うスポーツではないな!と感じたものです。

後年、ニュージーランドに旅した帰路に飛行機の中でニュージーランド・チームの選手たちと一緒になりました。周囲の座席が皆選手たちでした。聞いてみるとオールブラックスの2軍だそうで、広島に行くとのこと。彼等の身体の凄いこと!! 腕の筋肉が隆々としていて、私の太腿より太いのです。これには一緒にいたワイフも呆れていました。
其の後、ルールが変わったのでしょうか、日本代表チームにも外国出身の選手が主体となって、今回の出場に漕ぎつけましたね。

嘗ての大英帝国は、世界を君臨しましたが、現在人気のスポーツのうち、ラグビーを始め、サッカー、ゴルフなどを遺しました。それも皆、相手を敬い、己に厳しく、良きパートナーたれ!との教えが入っています。素晴らしいことですね。

蛇足ですが、どこかの国も、この精神を学んで欲しいものです。

これからじっくり、世界の強豪の試合を見たいと思っております。


(令和元年9月26日)