趣味悠々 912身辺の整理


高齢化と共に、自分の趣味に関しても道具や元物の整理を考えねばならぬようです。
「断捨離」という言葉がありますが、こんな言葉も10年程前に出来たのでしょうか。
私が、日頃愛用しているSEIKOの電子辞書は20年以上も前に買いましたが、これは大きさはスマホより小型ですが、立派なモノなのです。
中身は、広辞苑、シーニアス英和大辞典、シーニアス和英辞典、英英・類語、漢字源、カタカナ語、とっさの英会話 などが入っております。

名辞典だと思っていますが、残念なことに最近造語された言葉は、当然のことながら載っていないのです。
最近は、時に技術用語、経済用語などで新しい用語が沢山出て来るし、カタカナやIT絡みの英文字、TTTPなどの新語には、困ってしまいます。
「断捨離」もその一例です。

手持ちの電子計算機の20年程前に買ったのですが、上部の税抜、税込みのポッチがあり、税率が5%、8%と10%が付いております。今月から買物のの際に漸く10%を使うことになります。

趣味の分野でも歳を取りまして、活動範囲が狭まっていますので、新しい用具を買うのに逡巡してしまいます。
ゴルフでは、今更クラブなのどの新しい用具を買うことは、殆どないでしょう。ボールなどの消耗品は仕方ないですが、ゴルフ・バッグも新品が倉庫に寝たままになっています。

絵画でもそうです。絵具やスケッチブックなど消耗品は無くなると買わざるを得ませんが、今更額縁等を買うことはありません。水彩画でも油彩画でも己が持っている額縁に合わせたサイズで描くことになります。

それより大変なのは、書物でしょうか。これは今でも読みたいものは買っています。但し、読み終わると大抵のものは、書物の好きな友人と交換することが多くなりました。
問題は昔買い揃えた立派な書籍や全集などは、孫などに遺そうかと思っていますが、どうも余り歓迎されそうもありません。この辺りが私共若い頃とは、時代や価値観が変わって来たのでしょうか。
近いうちに、押し入れに眠っている書籍類を整理して断捨離をしようかと思っております。

幸い、CD、DVD、BR-ディスクなど音楽関連の遺物は、音楽好きの孫が引き取って呉れそうです。

ある程度整理しないと、将来、遺された家族が困ってしまいます。今、このけじめが問われているように思います。



(令和元年10月3日)