趣味悠々 917読書の雑念


今回の記述は、6月20日付けの「趣味悠々897」の文章の続きと思って下さい。

「趣味悠々897」で記した通り、最近の文芸春秋には、不満が多くなりまして、色々迷った挙句、8月号を以て切れました年間購読契約を更新しませんでした。
その後毎号出た際に目次を見てから、購入するか否かを決めることにしたのです。

その後、毎月10日に新号が出るたびに、不満を感じながらも毎回買っていました。
この10日に12月号が出る前に考えました。
確かに、毎号不満はあるのですが、この雑誌は合計で450ページ以上、500ページ近くもあります。読み始めて、つまらぬ記事は読み飛ばしても、全部を終わるまでに約1週間は掛かってしまいます。

これを買わないと、その間空いた時間に何をするかを決めねばなりません。
私は、毎年65~70冊の本を読んでおります。最近、稍々眼が疲れたり、気分が乗らなかったりするので、少し減って60冊くらいのペースです。
文芸春秋を買わないと、その間何か別の本を買うことになってしまうのです。それですと、新書か文庫でも2冊になるとすれば、却って高くついたり、読みたい本をを探したりせねばなりません。

そう考えると、仮令不満があっても、毎月購読する方がマシだとの結論が出そうな感じになりました。そして今月も本屋に行って12月号を買ってきました。
読み始めると、興味のある記事も少なくないので、何となく充実感が戻ってきたようにも感じております。
仮令不満な記事があっても、それを避けて、興味ある記事だけを読めば何も文句はないではないか、との結論でしょうか。

浅はかな己を顧みながら、高齢者の趣味の一つとして、未だ暫くは読書は欠かせませんね。


(令和元年11月14日)