趣味悠々 921男子プロゴルフ


今年の最後を飾る男子プロゴルフの日本シリーズが12月5日~8日の4日間、東京の読売CCで行われました。
ご承知の通り、最終日の最終ホールで石川遼君が劇的と言ってよいのか逆転優勝を果たしました。
そして、考えられないような最終ホールでの3パットで優勝を逃してしまった今平選手が昨年に続いて賞金王になったのも立派でした。

この読売CCは、私が東京在住の時に何回か廻ったこともあり、日本シリーズを見に行ったこともある懐かしいゴルフ場なのです。
それは、昔々のことです。思い出を語りますね!
確か6番ホールだったと思いますが、戸田藤一郎が誤ってピーター・トムソンのボールを打ってしまって、誤球で2ぺナを取られたことがありました。

最後の17番、18番は今でもはっきり記憶に残っております。17番のロング・ホールで中村寅さんは1打、2打をフェアウエイに打ってグリーンまで100ヤード程で、次の第3打でした。一緒に廻っていた橘田規選手は、第1打でフェアーウエイの真ん中で、第2打を打たずに遥か先のグリーンで前の組が開くのを待っていました。こんなところから届くのかな?と私は疑問をもって見ていました。
グリーンが開いて、橘田選手は第2打は、ブラッシーというウッドの#2で打ちました。ものの見事に2オンしたのです。感心しました。
当時は、今と違ってウッドはどれもパーシモンという柿木製で、飛距離はプロのドライバーでも250ヤード程度でした。

そして、寅さんは第3打をピンそばにオンして、どちらもバーディでした。これがプロのゴルフかと思ったものでした。

18番のパー3は、距離もあり、グリーンの傾斜が半端ではないので、その頃から難しくて、多くのプロが苦労していました。平均スコアが3,5位だったような気がします。
カップの位置にもよりますが、とにかくパッティングが難しいのです。
杉本英世選手が3番アイアンでワンオン出来ずに優勝を逃したのが記憶に残っています。

我々アマチュアは遥か下のティーグランドから打つのですが、それでも難しかったですね。

今週8日の最終日では、トップで迎えた今平選手が上から1メートルからのパーパットです。これを入れれば優勝でした。これを外した上に、返しのボギーパットまで外したのです。その結果3パットで3位に落ちてしまったのは、気の毒でしたが、これがこれまで、数々のドラマを生んで来た読売CCの18番なのです。
それだけに、プレイオフの3ホール目とはいえ、石川遼君が4番アイアンでワンオンして、下からバーディーパットを決めて優勝したのは見事でした。
流石ですね! 面白かったです。

また来年ですね。


(令和元年12月12日)