趣味悠々 924:スポーツ観戦


今年のスポーツ界の話題は、何といっても東京オリンピックでしょう。
正直に申し上げますと、オリンピックは多種目にわたるので、若い時と違ってオリンピックの年になっても、最近の各種目の事情や、有望な選手の情報をあまりよく存じません。
JOC会長の山下氏は、金メダル30個を目指すと述べているそうですが、その可能性についても、コメント出来ませんね。

前回、1964年の東京オリンピックの際は、当時の駒沢競技場にサッカーの試合、
日本対ガーナ戦を観に行きました。日本は負けてしまったのですが、当時のキャプテンだった川淵三郎や八重樫選手などの姿が、かすかに残っています。

今回はオリンピックの開催日が7月24日~8月9日という猛暑の最中なので、暑さによる不測の事故が起こらず、全ての競技が無事に終わるように切に祈る次第です。
札幌に変えたマラソン競技も含めて、ケニアなどのアフリカ選手が活躍しそうですね。
この気候は北欧やロシアの選手には、気の毒です。
そしてロシア選手のドーピング問題は、深刻です。スポーツはフェアに行うことが前提であり、それがスポーツの根幹でもあります。今後のこともあるので、IOCはこの問題に対して厳しい決断をして欲しいものです。

プーチン大統領は、自国の選手が広くこのような行為を行っていることを「ロシアの恥」とは思わないのでしょうか。彼は、日本の講道館で柔道をやったではないですか!

敢えて付言すれば、この度アメリカのイラン司令官殺害で、中東地区は基より欧州、アジアを含めて全世界の雰囲気が一気に争いムードに変わりました。今後イランの報復、イラクのアメリカ軍撤退要求、原油の高騰などを含めて、この傾向は、更に激化する可能性があります。
この争いの中で行われるオリンピックは、各国間に殺伐な雰囲気を加速させるのか、或いはスポーツという明るい競技が、各国に平和的な雰囲気を再生させるのか、微妙な状況に入ったのではないかと、懸念、期待が相半ばの状態です。

開催期間中の会場付近の交通問題、テロ行為防止対策など、警察などの管理体制は大変でしょうね。関係者のご苦労には頭が下がります。
兎も角オリンピックが無事に終了したら、ヨシとしましょう。その後に関係者はそれぞれ休養を存分に楽しんでください。



(令和2年1月9日)