趣味悠々 936:自宅にて閉塞


コロナ・ウイルス感染拡大の端境期が来たことで、日本政府や都知事などが、国民・市民に対して、ここ暫くは不要不急の外出を避けて、自宅に留まって欲しいとの要請をしているのは、至極当然のことでしょう。
世界中での感染の拡がりが止らないので、我が国の水際対策はいつまで掛かるのか、全く先が読めません。
トランプ大統領が言うように、4月末までは、最短でも掛かりそうですね。

こんな具合ですから、私の身の回りの行事は全て中止、延期になっていますし、それが何時まで続くのか、悲観的になって仕舞います。

家に居て出来ることは限られています。音楽を聴くか、本を読むかですが、今は専ら読書が主体です。読書好きの友人と以前から、お互いに購入して読み終わった書物を交換して読んでおります。
この具合が良いのは、好みが多少異なるので、勿論共通の趣味もありますが、自分なら買わない書物を読むことにもなります。
これを読むと、己では知らない分野の知識、内容に触れて良い意味の刺激を受けたりしますし、気が付かなかった視点で物を見ることになって、大いに参考になります。
全体的には、お互いに乱読で、内容も大したことはなく決して他人様に自慢出来るようなレベルではありません。

そして幸運にも、このコロナ・ウイルスの時期にタイミングよく10数冊の本を借りましたので、毎日読み漁って居ります。
この3月に入って読み終えた本は合計で14冊;下記の通りです。

3月3日 13 大富豪同心 14 千里眼 験力比べ 幡 大介
3月5日 14 大富豪同心 15 隠密流れ旅 幡 大介
3月12日 15 文芸春秋 4月号
3月13日 16 日本をどのような国にするか 丹羽宇一郎
3月14日 17 大富豪同心 16 天下覆滅 幡 大介
3月15日 18 大富豪同心 17 御用金着服 幡 大介
3月18日 19 すべての医療は不確実である 康永秀生
3月20日 20 大富豪同心 18 卯之吉江戸に還る 幡 大介
3月23日 21 残酷な進化論 更科 功
3月24日 22 大富豪同心 19 走れ銀八 幡 大介
3月28日 23 縄文時代の歴史 山田康弘
3月29日 24 大富豪同心 20 海嘯千里を征く 幡 大介
3月29日 25 読書会入門 山本多津也
3月30日 26 王家の遺伝子 石浦章一

大富豪同心は、昨年、私が12巻まで買って読んだものを彼に渡して、それで止めていました。彼は、「今度はその続きは俺が買う」と言って後半を購入して渡してくれたのです。
この後、現在読んでいるのが「国境なき医師団になろう」 (いとうせいこう著)です。
これがまた、世界で医療を受けられぬ患者達を無償で治療するという、世にも稀な国際的な慈善団体の話で、その活動の素晴らしさには頭が下がってしまいます。

以上です。

(令和2年4月2日)