趣味悠々 939:演奏会の中止


コロナ騒動で、音楽会を始め色々な催し物が中止になっています。

阪神大震災の後、建設された西宮の芸術文化センターでは、佐渡裕氏が音楽監督になって交響楽団が常設されました。開始以来私共はその定期演奏会の定期会員になりまして、毎年10回程のコンサートに行っております。

今年は、コロナウイルスのお陰で、3月と4月の定期演奏会が中止になりました。
4月は17日の予定でしたが、残念でした。この調子では、5月の演奏会も中止になりそうな気がします。
中止になると、既に申し込んでいる入場券が払い戻しになりますが、事務局はさぞかし大変でしょう。

この芸文センターとは関係ありませんが、6月の末にはイタリア・シシリー島のパレルモにあるマッシモ・歌劇場の歌劇団が引っ越し公演で来日して大阪のフェスティバル・ホールで、歌劇「ノルマ」の上演を行う予定になっていました。
これと同じ歌劇場の公演「ノルマ」は2006年にも同じフェスティバル・ホールで行われまして、それを私は観に行き、感動した記憶が蘇ってきます。

従いまして、私は今回の公演も是非とも見たいと、2月にこの入場券を買い求めまして、楽しみにしていました。その後、コロナ・ウイルス騒動が広がって、特にイタリアでは感染者、死者ともにヨーロッパでは抜きんでて強烈な勢いで広がって行きました。これを知って、このオペラ公演の実現は難しいな、とは感じていました。
この度、その予想通り、フェスティバル・ホールより連絡があり、イタリアからの引っ越し公演は不可能とのことで公演中止の電話が入りました。切符が払い戻しになります。

非常に残念ですが、仕方ありません。

スポーツ選手も同じでしょうが、音楽家などもこのような事態で公演が中止になると
出演料が入らず、生活を含めて大変なことだろうと推察致します。
公演が見られない程度の忍耐は、この際我慢するしかないですね。

一日も早い正常化を期待しております。


(令和2年4月23日)