趣味悠々 942:春爛漫


コロナ騒動をあざ笑うように、この季節の自然は花と緑が見事に咲き誇っています。
花は季節の推移に伴って、毎週のように主役が交代して行きます。次々に色や大きさ、形の違う花が咲き乱れて行くのは、見事というほかありません。

ほぼ毎日散策に通っている裏の総合運動公園では、アチコチに花壇があって、専門家が手入れをしているだけあって、毎回これ程美しいものがあるのだろうか、と見入って居ります。
そういう意味では、日本という国は北から南まで野山とその緑に囲まれて、自然が満喫できる点で、世界でも稀有の美国と言っていいでしょうね!そして北海道から沖縄まで、この季節は微妙にずれているのがまた魅力的です。
新緑の5月は、その意味でも最高ですね。

我が家に庭も多少ではありますが、ワイフが次から次へと花を咲かせては、種を採取して、植木鉢や庭隅にまた異なる花を植えて居ります。近所の花好きのおばさん達と交流しあっています。
そして10日の母の日には、娘や嫁さんから綺麗な花が届いて、ご満悦でした。

例年の通り、連休明けに家の東側にゴーヤと唐辛子、ミニトマトなどを植えまして、夏の収穫を目指しています。
ゴーヤは、実が成り出しますと連日採れますし、あの爽やかさとほろ苦さが非常に美味なので、夏の期間は3度の食事に毎回サラダとして食すのが習慣になって居ります。これから、毎日少しずつ成長して行くのが楽しみです。
赤唐辛子は植えたのは2本ですが、沢山採れますので生のまま糠漬けなどに加えまして、1年中食べています。これは辛いだけでなく、それなりの持ち味があってとても、美味なのです。

若い時と違って、今は農作業をするにはもう身体がついて行きません。従って、ゴーヤと唐辛子だけです。これ等は植えた後は全く作業は行わなくて済みますので、助かります。

中学時代の同窓会で女友達に私は殆どの料理に唐辛子味を付けて食べている、と述べたら、「そんな人は食材の微妙な旨味を如何に出すか、調味料を含めて毎回苦労している料理人の工夫や、味を判って貰えない」と、苦言を言われてしまいました。なるほど、それが正論でしょうね!


(令和2年5月14日)