趣味悠々 945:コーラスグループの名唱


緊急非常宣言が緩和されたので、久し振りに西宮に住む娘の家族3人が来訪しました。
孫の男の子は、今週で漸く中学2年生になった所です。彼は既に私よりはるかに背丈は.大きくなっています。
彼はピアノが可なりの腕前になっています。モーツアルトのソナタを始め、最近はベートーヴェンの「悲愴」や「月光」を上手に弾いていますが、これ等の曲を弾く前に、我が家にあるCDが要るので、何時もダビングして提供しています。

今週来訪した時は、ショパンのワルツ集のCDが欲しいとのことで、早速ダビングして提供しました。
その時に、彼は「クラシック音楽ではないのだけれど」と遠慮して言いながら、ポピュラー音楽で「グリーン・スリーブス」のCDは無いのかな?と言って、「あれは良い曲なんだよね」と聞いてきました。
現在学校での音楽科目でリコーダーの演奏練習があり、その曲がこの「グリーン・スリーブス」なのだそうです。

私は、「我が家にそれはある筈だよ!」と早速探したのですが、その日は見つかりませんでした。
彼等が帰った翌日、もう一度懸命に探した処、ブラザーズ・フォーの「グリーン・スリーブス」が唄われているCDが2枚見つかりました。
私は、昔、このブラザーズ・フォーが好きでして、彼等は素晴らしいコーラスで、色々な名唱を楽しんでいました。日本の大人気のこのコーラス・グループの名唱に刺激されて、あのダーク・ダックスが結成されたのです。

今回、ブラザーズ・フォーのCDが2枚見つかって、思い出したことがあります。
彼等がゴールデン・アニヴァーサリー(50年祭)で来日した2012年に神戸・松方ホールで行われた演奏会を観に、私は出掛けたのです。その時のプログラムを見ますと、彼等は全部で20曲を唄い、絶賛の拍手を浴びました。良かったですね!!
その時歌われた最後の曲がこの「グリーン・スリーブス」だったのです。夢中で拍手したことが蘇ってきました。
孫の希望が、私にこの楽しかった演奏会を思い出させてくれたのです。嬉しいじゃないですか。

早速、ダビングして、彼に送ったところ、昨日喜んだ返事が返ってきました。

共通の趣味があると、こんなことも起こるのですね!


(令和2年6月4日)