趣味悠々 947:定期演奏会


私は妻と共に西宮の芸術文化センターで、開設以来毎年行われているクラシック音楽の定期演奏会の会員になって居ります。
この芸文センターは、阪神・神戸大震災の後に、復興記念として西宮北口駅の南に建設されてもう12,3年になります。
芸文センターの建設に当たり、音楽監督に佐渡裕氏が就任して、完成後に20以上の外国にて新人演奏者の入団テストを行って、若手の新人を集めて管弦楽団を作りました。

そして毎年9月から翌年6月に掛けて定期演奏会を行い、世界で活躍している第一線の指揮者によって、毎月定期演奏会を行ってきました。私共は、当初よりその会員になって数々の定期演奏会に通っておりました。

処が、今年はコロナ・ウイルス騒動によりまして、4,5,6月の定期演奏会が中止になりまして、行われませんでした。
そして今年9月から来年6月までの定期演奏会の定期会員券の売り代が5月に行われる予定が延びていました。
残念なことに、その定期演奏会自体が中止になって、この会員券販売を中止するとの手紙が今週届きました。

コロナの関係で、演奏会場での演奏が困難な為に、外国人を含む指揮者、演奏家達の来日予定や演奏日程が、今の時点で決められないという事情があるようです。
仕方ないですね!

私共は、開設以来のメンバーでしたが、最近は会場の西宮まで行くのが、少々しんどくなってきていました。それでも来年もまた、通う予定をしていました。
然しながら来年が中止になりますと、再来年に再度定期会員として通うことは、己の高齢化を考えますと難しく、恐らく断念することになろうかと、予測しております。

これもまた、時の流れの一つとして素直に受け入れることになりそうです。
これまでナマの音楽を聴く楽しさを存分に味わって来ましたので、御礼の気持ちを以て将来の活躍を祈ることに致します。

関係者に感謝する次第です。


(令和2年6月18日)