趣味悠々 956:時代小説


この春、新型コロナ・ウイルスの発生以来、殆どの打ち合わせ、コンサートなどの催し物が中止となり、自宅謹慎の要請などがあり、ゴルフ場に行くにも逡巡せざるを得ませんでした。
もともと、私は毎年年間に60~70冊の本を読んでおり、読書は間違いなく生活の一部でした。時折、既に読んだ本を買ったりするミス等も犯しまして、それ以降読み終えた書籍は、すべてPCの中に記録しています。

自宅謹慎ともなりますと、自ずから読書が生活の中心になって仕舞います。
そんなことをメールに書いたりしている時に、或る学生時代の友人から、「時代小説にも興味がありますか?」との質問があり、「Yes!」と答えた処、それでは自宅に溜まった時代小説を送ります、と40冊以上も一遍に送って来てくれました。
その友人の親戚の夫妻が次々と買っては、読み終えた時代小説の文庫本が廻って来て、自宅にゴッソリ溜まっていたとのことでした。
我が家に届いたのが確か6月末のことです。早速読み始めまして、それから毎日空いた時間は、この文庫本を読み続けています。昨日までに36冊読み終えました。
その友人は、更に加えてその後も追加分として45冊も、またまた送って呉れました。そんな訳で、今年読了した本の合計は今秋までにもう90冊になっています。

これ等の時代小説は、江戸時代の下町を舞台とするものが殆どなので、参考の為に書店に行って、江戸「古地図」を買ってきたりしています。

これ等の文庫本は、どれもが面白いものばかりで、読み終えたものは、須磨区に住んでいる私の友人に廻すことにしています。
これらの歴史小説は、10数巻以上もの長編ものもあれば、単品の1巻ものもあり、結構飽きませんね。

先日、20冊ほどをその友人に持ち込みましたが、彼は、「東京時代MAP・大江戸編」、という地図帳を買って私に進呈してくれました。有難く利用させてもらっています。

未だ、未読のものが40冊以上はあるので、これ等を読み終えるまでには今年一杯掛かりそうです。
これを送って呉れた友人には、感謝、感謝ですね。

我ながら情けないのは、数が多いせいもあるでしょう。
続編物は次第に慣れてきますが、単品の作品などは登場人物の名前、役柄が読み進むうちに混乱してしまうことが間々あります。
そして毎回読んでいる本のタイトルと著者を頭に入れて読み始めるのですが、この記憶が曖昧で、聞かれても中々出てきません。読み終えた後で、もう一度記憶するのですが、忘れてしまうのです。
それに、読み終えた後の筋書きも暫くすると記憶が薄れて行くことです。

情けないことです。

そんな訳で、私にとって、今年一年の最大のイヴェントは、この時代小説の読破という事になりそうです。


(令和2年9月10日)
そして