趣味悠々 974:STAY HOME


コロナ感染が止まらず stay home が続いています。友人から頂戴した小説を読む時間が多いので、非常に助かって居ります。そしてこれを機会に、読書以外に偶にはオペラでも見るかと、思った次第です。

私が毎月やっているオペラ鑑賞会も、1,2月は休みにしましたし、今後の開演もコロナの推移次第になって仕舞いそうです。
そしてコロナの影響で世界中でのオペラ公演が中止になっているので、恒例のMETの映画上映も中止です。
ですが、今週、今シーズンの計画として過去の名演と言われる映画の再上演の知らせが届きました。
それによると、2007年、10年、11年、15年、18年モノ x2、合計6つのオペラの再演で、2月から8月に掛けて上映されます。この中、18年モノ以外は、この上演予定演出のオペラ・ディスクを既に持っていますので、先ずは、それを見ようかと思っております。

これとは別に最新版としてまだ見ていなかった2019年にウイーン国立劇場150周年のオペラ・ガラ・コンサートと、19年のザルツブルグ音楽祭の「シモン・ボッカネグラ」を見ることにしました。
早速、後者をこの月曜日に見たのですが、例によって近年のザルツブルグのオペラは演出がモダン過ぎて、聊か興覚めです。例えば、1幕で大勢の市民が広場に出てくる場面では、皆がスマホをイジっているのです。これじゃガッカリですよね!

この「シモンボッカネグラ」は、私が1971年12月6日に唯1度しか見たことがないミラノ・スカラ座でのオペラです。その時のクラウディオ・アバド指揮の名演が頭に焼き付いています。ですから、上記のスマホの画面を見て、白けてしまいました。

従いまして、この週後半から、読書や散歩の合間に、色々なオペラを順次見ようかと思っています。途中で電話が掛かってきたりもして中断したりしますが、それに懲りずに独りでのんびり楽しむのも悪くないでしょう。

そして、5月と8月には、所持していないこのメト・オペラ映画の前売り券を買おうかどうしようかと考えている処です。



(令和3年1月21日)