京都には、名だたる寺社仏閣もたくさん並んでいますが、それらを支えるように、町人の生活を思い起こさせるような路地裏や町屋の風景が、訪れる旅人の眼を惹きます。
この作品は、その雰囲気の一端を巧みに表現した所に値打ちがあります。
絵の真価は観る人に何かを伝えるものがあるか否か、ということでしょう。
             小西紘八さん、京都・町屋