これは、ご覧の通り雪の降った紅葉谷を歩いている様を描いた佐藤さんの味のある作品です。
有り触れたモチーフではなく、日常生活の中の一駒を、しかも独創的な構図によって優れた作品に仕上げる意欲は、単に技術だけを追いかける綺麗な作品よりも、数倍の値打ちがあると、私は評価致します。
それが絵の値打ちだと思います。
           佐藤裕之さん、雪の紅葉谷 (F8)