趣味悠々 1051:暇の活用


人が高齢化するのは避けられませんが、70歳、80歳以降になると、可なりの個人差があるような気がします。
高齢化と共に、脳の働きが鈍くなって行きます。一方で、肉体の多くの部分の筋肉が硬直化して行きます。血の流れも鈍くなるのでしょうね。

これ等の老化現象は、これを意識的に食い止める努力をする人と、殆ど流れに任せてしまう人が、私の周りでも見かけられます。

脳の働きを或る程度活用するには、矢張り知的な生活が必要でしょう。
最近の、コロナ感染の広がりにより、不要な外出を避けるので、集会の現象、友人との接触や集会が可なり減っています。
換言すれば、暇な時間が増え続けている訳です。こんな時に、高齢者が少しでも若さを保つ努力が必要になってきます。

それには、毎日の新聞を読むことから始まり、読書、音楽、絵画鑑賞、内容の濃いテレビ番組など知的な行動を行いながら、己の感想や考え方を感覚のオサライをすることでしょうか。
この点では、可なり個人差がありますね。

また、高齢者は仕事が無いので、外出が減ることは、肉体の活動が減り筋肉の老化を促進してしまいます。毎日近場のウオーキングを欠かさないことが肝心です。このような猛暑が続きますと、朝夕の気温が低い時を選んででも5~8000歩くらい歩いていますと、肉体の老化はそこそこ防げるような気がします。

ゴルフの素振りとか、軽く卓球等の気軽な運動を続けることは、暇つぶしの対策として、値打があります。
また、個人的は野菜を作ったり、草花を育てる趣味は素晴らしいでしょう。知恵を絞りながら、適当な肉体労働を伴う作業は、若さを保ちます。

このような事で、同じ趣味の気軽な友人との交流時間が増えると、脳味噌も更に活性化するのも間違いありません。

こうして、暇な時間の有効活用を行いながら、卒寿、白寿を目指して、自力に頼って有意義に生きましょう。


(令和4年8月18日)