趣味悠々 1052:高齢化の余波


近年の少子高齢化傾向が進んでいることは避けがたいことと、一般的に社会全体に認識され始めて来たようです。

実際に、日本の場合の平均寿命は、男子でも82歳程度になっていて、人口に占める高齢者の割合は、年々増加しています。
事実、高齢者が増えたこともあって、書籍なども、70歳、80歳以上を対象にした文化や生き方、生活の仕方等に関する書物が売り出されて、それが結構売れてるようです。

従いまして、私どもが住んでいる住宅地域でも、若い世代は少なくなって、昔は、朝晩は通勤者、通学者が駅への道を急ぐ姿が、最近は見かけなくなってしまいました。
近所を散歩で歩いている時でも、杖を突いて歩いている老人にばかり出会っています。

そして、住宅地内の公園等でも幼児や小学生が遊ぶ姿を見掛けることは少なくなってきました。時たま、学校帰りの2,3人の小学生に出会うと、その姿は勿論、その振る舞いや、会話、突然走り出す勢いを見ると、何とも可愛いらしく見えて、思わず見とれてしまいます。

それでも、同じ団地に長く住んでいますので、ワイフなどは趣味の花作り、野菜作り、卓球等で親しい友達が出来て、お付き合いが続いております。お互いに行き来して、笑顔でのおしゃべり等を楽しんでい姿は、「この世は、我が世」と言う感じでして、有難いことです。

国同士の戦火など、見苦しいことは避けて、庶民が平和な生活を楽しむことが、言うまでもなく人類のあるべき姿でしょう。



(令和4年8月25日)