趣味悠々 1077芥川賞など


今年も芥川賞と直木賞が発表されました。
芥川賞は2点。井戸川射子さんの「この世の喜びよ」と佐藤厚志氏の「高地の家族」です。双方とも文芸春秋3月号に掲載されていまして、現在読み始めたところです。

文芸春秋は年間購読をしていますので、芥川賞の作品は毎年読もうとはしております。処が、毎回思うのですが、どの作品も面白みに欠けていまして、途中で読むのを辞めてしまいます。
こんな傾向が何と、10年以上も続いています。今回は如何でしょうか?

ついでにコメントしますと、文芸春秋は発刊100年記念ということで、
ここ1年くらいは、全てに記事に力が入り過ぎていて、気軽に読めないテーマばかりで、往年の洒落た文芸主体の楽しさが消えてしまっています。
このままなら、敢えて年間購読を止めたい感じがしています。

私は、結構読書好きで、毎年小説の他に、新書の小論文を含めまして年間7~80冊は読んでおります。
それでも、途中で読む気が亡くなってしまうのは、私の読書に関する興味基準が真面ではない、のかも知れません。或いは、芥川賞の選考委員の評価基準が、残念ながら私の読書基準と全く合わない、ということでしょう。今年も昨日読み始めたところなので、これ以上の論評は差し控えます。

一方で、直木賞の受賞作は今月も発表されました。作品が掲載されるのが月刊雑誌・「オール読み物」ですね。
これも毎回感じるのですが、直木賞の受賞作品は、どれも非常に面白いもの、傑作が多いのです! ですが、私は「このオール読物」を購読していませんので、作品を読みそこなうことも多いのが残念なところです。

そんな訳で、私は好き勝手に気が向いた本を読んでおります。最近読み終えたのは小説以外の新書版では、「不思議な中国」 近藤大介
      「中国の行動原理」 益尾知佐子
      「老人支配国家・日本の危機」  エマニュエル・トッド
      「日本史を暴く」 磯田道史
等です。
この他に、NHK日曜日の大河ドラマ「徳川家康」上下 も読みました。   

(令和5年2月16日)