趣味悠々 866絵の展覧会


京都国立近代美術館では、東山魁夷の展覧会が開かれています。彼の作品は、出世作の「道」はよく理解出来ませんが、それ除けば、独特の雰囲気で気品のある樹々の風景画が魅力的なので、会場もさぞ賑わっていることでしょう。

それに対抗する意味で、昨日から、私共シルバー・カレッジの仲間の絵の同好会の展覧会が、しあわせの村本館で行われています。今回は31回目です。
春は神戸・元町の「街づくり会館」で行われますが、秋はシルバー・カレッジの本拠がある「しあわせの村」で行うことになっています。

こちらでは一人2点の出品なのですが、私の場合は以前と違って最近は通常描いている絵の数が減って来ていますので、中々思うような作品に仕上がりません。東山魁夷と比較することは馬鹿げていますが、所詮素人芸ですので、楽しんで描ければ、それでヨシとしています。

昨日は、展覧会場での飾りつけでしたが、他の仲間達の作品を見ますとそれぞれ個性があって、良い作品が並んでいます。
特にこの数年に入って来た若手、と言っても相当な歳ではありますが、の作品には意欲が感じられて惹かれるモノが多いですね。

この会の良い処は、特定の指導者、先生が居ませんので、各自の絵がそれぞれ個性的なことです。お互いに作品に就いてのコメントは色々致しますが、各自が好き勝手な描き方でそれぞれの得意なモチーフで、個性を活かしたモノになります。
水彩画が一番多いですが、油彩画、ペン画、パステル画など、様々です。
私も、従来は油彩画を1枚出品していましたが、油彩画は水災よりも完成までに時間が掛りますので、つい敬遠してしまいます。

それでも仲間達の魅力的な作品を見ますと刺激されまして、何時も次回は頑張ろう、と思うのですが、・・・・。

先日、展示作品を額に入れようと、額縁を出してきて中を見ると、数年前に描いた己の絵が数枚出て来ました。今見るとどれも、見るに堪えない程の技量で恥ずかしくなり、破いてゴミに出しました。
他人様に迷惑をかける訳ではないと思いましたが、「待てよ!、こんな絵を展覧会で見せられたら、会場に来た人は堪らないだろうな!矢張りはた迷惑かな」と気が付きまして、反省している次第です。


(平成30年10月11日)